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2010年 07月 20日
20100720 駐車場の「指定管理者」
 午後6時30分から高田区地域協議会が行われた。「地域活動支援事業」の採択事業が決定されたことの報告があり、続いて諮問事項の審議が行われた。
【諮問第5号】大手町駐車場及び高田駅前立体駐車場に係る指定管理者の選定について
 両駐車場は5年前に指定管理者制度に移行し、来年3月で指定期間が満了する。「改めて指定管理者を公募によって選定することに当たり、地域協議会の意見を求める」ということである。
 この駐車場は「利用料金制」をとっている。即ち、指定管理者は駐車料金を収入として駐車場の管理運営を行い、市に納付金を納入するという制度である。納付金の額は、入札の際に入札者が収支バランスを考慮して「○○万円納付する」と明記して入札するのである。残余は業者の「利益」になり、それはどのように使おうが自由(当然のことだが)である。
 議論が集中した一つは、選定基準に「適切な管理、サービスの向上・・・が図られる」とあるが、「適切な管理が行われているのか」ということである。放置自転車、ゴミの散乱など「適切な管理」が行われていないのではないかと指摘された。これをどう「附帯意見」に反映するか。私が指摘したのは、「業者に対する要望と行政に対する要望とがあるが、これは行政に対するものだ。選定基準に付加するものでもないので附帯意見としなくても良いのではないか」ということである。この問題は結局、そのような取扱となった。
 もう一つの問題は、「料金制度のあり方」である。「直江津駅南駐車場は上限が1000円になっている。高田駅前駐車場はどうか。同じにした方が良い。今がチャンスだ。」と口火を切った。「6000円も払った」という話や、「飲み屋へ行くのに停める人もいる」という話などいろいろ出された。「大手町は最初の1時間が無料だが、駅前は30分が無料。同じ1時間にできないか」「高田駅前も1000円以上は大黒屋へ行って手続きをすれれば返金されるが、簡素化できないか」という提案も。これらの変更はいずれも条例改正を必要としないということなので、募集要項に直ちに反映できる。
 駅前を「最初の1時間無料に」は、簡単に決着。「上限1000円」は、すでに事実上1000円になっていることから、「手続きの簡素化」を盛り込むことを多数決で決めた。
 誤解による発言もないわけではないが、議論の中でいろいろな情報がもたらされ、一つの方向に収斂していく。今回もまた、議会とは違った地域協議会の良さが発揮された議論だった。

by toshihiro_sugimot | 2010-07-20 23:17 | ●地域協議会 | Comments(0)