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2011年 05月 17日
20110516 住民要求に合わない公共施設整備計画
 16日の高田区地域協議会で、「本町五丁目地区第一種市街地再開発事業」(旧長崎屋ビルの再開発)にかかわって、再開発ビルの5階に造られる「公益施設」について、たくさんの意見が出されました。

 出された意見で「大事だな」と思ったのは、立地する地域の人たちが当初からいろいろ意見や要望を出してきたのに、それがまったく取り入れられなかったという問題です。
 もともと旧長崎屋ビルには、市の「雁木通り美術館」があり、「それと同等の施設を整備してほしい」という要望が関係団体から出されていて、その要望に沿って計画が進められたようです。それはそれで大事なことですが、一方、地元要望も大事な視点だと思うのです。


 5階に「喫茶コーナー」が設けられますが、これが「ギャラリーなどの利用者・来場者が相手なら営業が成り立たない。やる業者はいないのでは」といった疑問・意見が出されました。「クラフトシップも何を売るのか」「ラウンジや情報コーナーの機能と広さはあっているのか」などなど。

 私は次のような意見を述べました。
 一つは、トイレです。女性トイレは4基、男性は小3大2です。最大300㎡のギャラリーや120㎡の多目的室が使われた時足りないのではないか。「満杯になるようなイベントはやるな」といっているようなものだ。増やしておいた方が良いのではないか。
 二つ目は、ギャラリーと多目的室しかないが、市民プラザなどを見ると、少人数で使える比較的小さな部屋がいつもいっぱいで中々予約を取れない状況だ。貸し館に対する市民ニーズを反映していないのではないか。
 三つ目は、「基本コンセプト」で「文化を基軸にまちの賑わいの創出を図る」としていて、「にぎわいの創出機能」として「市民交流スペース」「喫茶コーナー」「クラフトショップ」が掲げられている。ビルの5階でその一角に設けて、本当に「まちの賑わいの創出」が図れると思っているのか。誰が考えても無理、おかしいと思うのだが。


 議論は予定の時間を大幅に超過しました。まあ、当然といえば当然ですね。最終的には出された意見をまとめて付帯意見として添付し「しぶしぶ認める」ということになりました。

by toshihiro_sugimot | 2011-05-17 06:42 | 市政の諸問題 | Comments(0)