人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 20111119 今日の天気      20111117 ブータン国王... >>

2011年 11月 19日
20111119 「並行在来線の利活用と地域活性化セミナー」に参加
 18日、新潟県並行在来線開業準備協議会主催の「並行在来線の利活用と地域活性化セミナー」が、直江津の学びの交流館で開かれたので参加した。多目的ホールがほぼいっぱいになる参加者だった。

 最初に並行在来線会社の部長が「新潟県並行在来線の現状と課題」について報告した。この文書は、これまで同社が説明会で配布してきた「運行の課題と方向性」とは違うもので、今回初めて出てきた。前段で並行在来線の現状を、中段では並行在来線の必要性を、そして後段で「住民からの要望」として方向性を示している。この後段部分は「運行の課題と方向性」と比べて大幅に簡略化されているのが特徴である。

 富山県高岡市で万葉線の存続・活性化に取り組んできたRACDA高岡の島正範会長が、「なくすな万葉線、活かせ万葉線」と題して講演した。万葉線と並行在来線では、規模も立地条件も違うので、そのまま取り入れるわけには行かないが、開業後の方向を示唆するものではあった。

 「並行在来線を利活用したまちづくり」とのパネルディスカッションでは、上越高校の木下教諭の話が良かった。高校生が並行在来線の最大の利用者であるから、その高校生の動向は重要である。

 このセミナーは、「利活用」に重点を置いた話が中心だったが、現状の最大問題である「経営が成り立つのかどうか」ということは、まったく語られなかった。うがった見方をすれば、「経営問題」を覆い隠すために「利活用」の話に集中したとも言える。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2011-11-19 06:24 | ●三市連絡会 | Comments(0)