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2012年 09月 11日
20120911 地域活動支援事業をどうするか
 10日の高田区地域協議会で、「地域活動支援事業に係る地域協議会からの意見・課題」を集約するということで、3班に分かれて意見交換が行われた。
 ざっくばらんに次のように話した。

 私自身は、地域活動支援事業はやめてもらいたいと考えている。地域活動支援事業という制度は、地域協議会の発足当初からあったものではない。村山市長の公約ということで、導入されたものである。
 第一の問題は、地域活動支援事業が導入されたことで、地域協議会の性格が変わってきているのではないかということである。地域協議会の本来の仕事は、(1) 市長からの諮問を審議し、答申を出すことであり、(2) 地域のさまざまな問題を取り上げて自主審議し、市長に意見書を提出することであるが、高田区の場合を見ると、地域活動支援事業の審査・審議に多大な時間をとられていて、本来の仕事がなかなか進んでいないと思うからである。地域活動支援事業についてさまざまな意見があると思うが、それらの根源には「時間」の問題が大きく横たわっていると思う。
 例えば「ヒヤリングをしたらどうか」という意見がある。高田区の場合、30件くらいの提案事業がある。1件30分のヒヤリングをしたとすると900分=15時間もかかってしまう。丸二日だ。そういうことから「ヒヤリングはやらない」ということにした。
 第二の地域活動支援事業の根本的な問題は、「税金の使い方」を行政が地域協議会に丸投げしていることにある。採択した事業がどのように執行されたかまで、地域協議会が関わらなければならない。「税金で買ったものなのだから、そのことが分かるようにすべきだ」という真っ当な意見が出ている。


 「地域活動支援事業がいつまで続くのか」という意見があった。市長が変わればなくなることも予想される。現在地域活動支援事業に頼り切っている事業は、その時どうなるんだろうか?「継続して申請している事業は、逓減する措置があっても良いのではないか」というのはうなずける。

 たいへん活発な意見交換だったと思う。こういうことは、一度で終わらせず、二度三度と続けるべきだろう。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2012-09-11 19:10 | ●地域協議会 | Comments(0)