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2012年 11月 28日
20121128 「デフレ不況からどう抜け出すか」志位委員長の提案
 26日の『しんぶん赤旗』に「デフレ不況からどう抜け出すか カギは働く人の所得を増やし、内需を活発にすること」という日本共産党の志位和夫委員長が24日、さいたま市の街頭演説でおこなったデフレ不況から抜け出す提案の記事が載っていた。

 どんな国であっても、経済を発展させようとすれば、内需――国内の需要を活発にすることが基本中の基本なんです。2008年の「リーマン・ショック」の後の対応でも、世界のどの主要国も、いかに内需を活発にしていくかに力を入れています。そして、内需の圧倒的部分は働く人・国民の家計消費です。毎日の売り買いは、一つ一つは小さいように見えても、あわせると経済の最大の土台なのです。
 自民党の安倍総裁などは「金融の無制限の緩和」ということをさかんにいっています。しかし、いま内需が冷え込んでいるわけでしょう。内需が冷え込んでいるときに、日本銀行がどんどん一万円札を刷って、銀行にお金を供給しても、企業の投資にはお金はまわっていきません。何の効果もないばかりか、余ったお金が投機マネーとなり、原油や穀物の高騰を引き起こすなど副作用しかありません。
 実体経済が悪いのに、そこを立て直す方策をとらずに、金融経済にてこ入れすれば、景気が良くなるなどというのは、経済のイロハを理解していない、まったく「逆立ち」した議論です。

 経済の基本中の基本、イロハを無視した暴論では、経済も暮らしも悪くなるばかりだ。志位和夫委員長は二つの提案をしている。

 第一は、暮らしを壊し、経済を壊し、財政を壊す消費税の大増税は断固中止させることであります。
 第二は、大企業の260兆円もの内部留保――ため込み金を、雇用や中小企業に還元する政策を実行するということです。


by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2012-11-28 22:01 | ●本・新聞を読んで | Comments(0)