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2012年 12月 20日
20121220 (仮称)厚生産業会館-中心市街地活性化は「商店街の皆様を中心にした取組にかかっている」
 ある意味で上越市の本音だろう。
 「(仮称)厚生産業会館基本構想案について(通知)」(以下「通知」)に付けられた「別紙」の高田区地域協議会が「不適当とした理由に対する市の考え」は、そのほとんどは、基本構想(案)に書かれているものであり、これまで市が「説明」してきたものを載せたに過ぎないのだが、よく読んでいくととんでもないことが書かれている。
 中心市街地の活性化についての「市の考え」にこのように書かれている。

 具体的な活性化は、この施設に集まる多くの市民をいかに中心市街地の商店街に引き込めるかが課題であると考えており、商店街の皆様を中心にした取組にかかっているものと考えている。

 何ともはやである。市として「中心市街地の商店街に引き込」む方策は一つも提示しないで、「商店街の皆様を中心にした取組にかかっている」とは・・・。裏を返せば、「活性化しなかったのは、商店街の皆様を中心にした取組が不十分だったから」という逃げ道をつくっているのだ。
 「通知」は、「年間20万人を超える市民が施設を利用することになり、中心市街地活性化に大きく寄与するものと考えている」といっているが、施設利用者が、中心市街地に出向き、活性化に寄与する方策は何も示されていないのである。結局、「(仮称)厚生産業会館が高田公園にできると、このように中心市街地が活性化しますよ」とは、語れないのである。

 さすがに今回の「市の考え」には載らなかったが、諮問当初の説明では、「プール跡地も中心市街地の一部だ」というような話もあった。誰が見ても高田公園のプール跡地は、中心市街地の一部ではないと思う。「通知」は「中心市街地に隣接する場所に建設」と強弁している。

(仮称)厚生産業会館 基本構想(案)

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2012-12-20 19:46 | 市政の諸問題 | Comments(0)