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2013年 01月 03日
20130103 冬山の遭難相次ぐ――下山の決断の大切さを思う
 今回の寒波で、冬山での遭難が相次いでいる。

【MSN 産経ニュースより】
2013.01.03 富士山で男性3人遭難か 救助、捜索要請相次ぐ
2013.01.03 神奈川の男性が心肺停止 北アの山岳遭難、捜索再開
2013.01.03 鳥海山で遭難の8人無事 悪天候で救助遅れ
2013.01.03 大天井岳でも2人救助要請 疲労で動けず
2013.01.02 北アで愛知の2人不明 明神岳、テント離れ戻らず
2013.01.02 北アで愛知の2人不明 明神岳、付近に雪崩跡
2013.01.02 鳥海山で8人遭難か スノーモービル下山できず
2013.01.01 西穂高岳で3人救助要請 悪天候、神奈川の男女
2012.12.28 埼玉の男性一時遭難 スキーで北海道・旭岳へ

 大学山岳部4年の時の冬山は、「大量遭難」が発生した年だった。信州大学上田山岳部は、合戦尾根から燕岳を経て、大天井岳から槍ヶ岳をめざしていた。しかし、大天井岳に着いてから大荒れの天気。年が明けて、社会人山岳会の人たちが、次々に下山して行った。空いた大天井の冬季小屋に避難して、我々は確か1週間近く粘った。その中で「あくまでも槍ヶ岳をめざすか」「いさぎよく撤退するか」で大激論をしたことを思い出す。結論は、5:1で「撤退」に決めた。下山して初めて、ことの重大さを知った。今も山に登れるのは、この日の決断があったからこそである。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2013-01-03 22:48 | ●本・新聞を読んで | Comments(0)