人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 20130822 Nexus ...      20130821 柏崎刈羽 再... >>

2013年 08月 21日
20130821 「はだしのゲン」はどんな本か-産経ニュース
 産経ニュースが、「【阿比留瑠比の極言御免】「はだしのゲン」はどんな本か」という記事を配信してきました。

 この作品の残虐表現について「発達段階の子供に適切かどうか疑問」と判断した市教委に対し、いくつかの新聞が社説で取り上げ批判する事態になっている。・・・
 だが、これらの社説は、実際の「ゲン」の作品世界とは遊離していないか。社説を書いた各紙の論説委員は、本当に「ゲン」を読んでいるのかと疑問に思う。・・・
 憲法は表現の自由を保障しており、「ゲン」のような漫画があってもいい。だが、それと教育現場にふさわしいかはおのずと別問題だ。「閉架」措置うんぬん以前に、小中学校に常備すべき本だとはとても思えない。(政治部編集委員)

 政治部編集委員氏は、次のようにも述べています。

 朝日社説は「漫画を否定しがちだった先生たちが、限られた図書館予算の中から『ゲン』を積極的に受け入れたのも、作品のメッセージ力が強かったからこそだ」と持ち上げる。とはいえ、日教組好みのメッセージだったからこそ、学校現場で普及したのだから当たり前の話である。

 こんなところで「日教組」が出てくるとは思いもよりませんでしたね。今時、日教組がワアワアいったからといって、教育委員会の方針が変わるとは思えませんけど。結局は、こういうところに照準が当てられているのかな?
 この配信記事を読み終えて、下の「関連ニュース」というのをみたら、「国境、世代超え読み継がれ 「はだしのゲン」」というのがありました。「アレッ、これって産経ニュースとは違うマスコミの配信かな」と思いました。しかし間違いなく産経ニュースです。

漫画家中沢啓治さんが、被爆体験を基に描いた「はだしのゲン」が連載開始40周年を迎えた。中沢さんは昨年12月に73歳で亡くなったが、原爆と戦争を憎み、たくましく生き抜いた少年の物語は、国境も世代も超えて読み継がれている。この夏、イランの首都テヘランと第2の都市マシャドの書店にペルシャ語版の漫画が並んだ。(産経ニュース 2013年08月02日)

 先の政治部編集委員氏は、自社が配信した記事を見ていないのかもしれませんね。それとも見たけれども無視してしまったのでしょうか。

【阿比留瑠比の極言御免】「はだしのゲン」はどんな本か(産経ニュース 2013年8月21日 21:03:32)

国境、世代超え読み継がれ 「はだしのゲン」(産経ニュース 2013年08月02日)

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2013-08-21 21:58 | ●本・新聞を読んで | Comments(0)