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2004年 09月 13日
20040913 早とちり--市役所駐車場につくるプレハブ庁舎
 今日13日の建設企業常任委員会でのことです。

 来年(2005年)1月1日に、14市町村が合併します。これに伴なって、数百人に及ぶ各町村の職員が、現庁舎に移住してきます。現在でも手狭な現庁舎に、こんなにも膨大な職員を抱え込むことができないのは、誰が見ても明らかだと思われたのですが、そうは思わない人たちもいたのです。

 この職員の急増のために、応急対策として、現庁舎の南側にある駐車場の一部にプレハブの建物を建て、都市計画部をそこに移そうという補正予算が、今議会に提案されています。恒久対策がどうあろうと、3ヶ月先の急増に対して、応急対策があたりまえだと、私は思うのです。

 この応急対策について、市民クラブ所属の本城文夫議員から、強硬な異論が出されました。その異論は、「恒久対策を取りやめてプレハブを建てるのではないか」と言うものです。私には、よく言えば「誤解」、普通には「早とちり」と言うのだろうと思われました。
 この「早とちり」を前提にして、「ガス水道局舎を春日山駅西に移して、その局舎を分庁舎として使うということではなかったのか。」というような質問が繰り広げられたのです。都市計画課長は、「恒久整備とプレハブは別のものです。」と再三答弁をしていました。合併推進課長が呼ばれ、答弁を求められました。課長は最初はやんわりと、「恒久対策は時間をかけて検討します。応急対策は、民間の建物の借用も含めて、これまでも議会の皆様にお話してきたことです。それがプレハブということになったものです。」と答弁していたが、再三の追及にたまらず、「恒久整備とプレハブは、まったく別の問題です。」と語気を強めていました。

 他の問題もあって休憩した後、合併推進課長があらためて、「恒久対策は時間をかけて検討します。この恒久整備と今回のプレハブは、まったく別の問題です。」と述べ、さらに、「民間建物の借用がプレハブに変わった経過を議会に報告しなかったことをお詫びします。」と釈明して、一件落着となったのです。

 それでも最後に、副議長でこの時議長の代わりに出席していた市民クの山岸議員が、「確認するが。」として発言しましたが、その内容は、合併推進課長の発言をオーム返しし、残念そうに確認を求めるものでした。
 その後に会った同クラブの田村恒夫議員は、納得がいかない様子でした。この会派全体が、同じ早とちりをしていたようです。
 この早とちりは、「何とか行政をやっつけよう」という発想に起因しているのではないかと、私は思いました。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2004-09-13 23:02 | 市政の諸問題 | Comments(0)