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2017年 11月 24日
20171124 【自主審議】台風21号被害の報告
 自主審議で「高田公園周辺の雨水排水対策について」審議しています。今回は、台風21号による高田地区の浸水被害について報告を受け、議論しました。

 高田公園外堀の集水面積は広大で、水戸の川によって関川に排水されますが、その水門付近で北城雨水幹線が合流しますから、北城地域の洪水対策は外堀の排水対策と一体のものだということです。
 台風21号は、10月22日~23日に上越市に大きな被害をもたらしました。
 関川の水位が最大になったのは、23日午前10時ごろで、8mを越えました。7mを超えた段階で水門が閉められ、排水機が稼働しました。水戸の川流域や北城地域に被害が出始めたのは、この前後からです。

 今回「台風21号浸水被害状況図」として示されたのは家屋被害だけで、農地や道路冠水は示されませんでした。これでは被害の全体が把握できません。消防署東側の田畑は「遊水地」と化し、北城町4丁目地内では道路が冠水して、各所が「通行止め」になりました。飯門田新田線でも「通行止め」になっていました。こうした実態が反映されていないのでした。これでは「被害」が小さく見えてしまいます。

 以前から指摘されている「高田公園外堀の集水面積」や「例えば、時間50mmの降雨があったとして、外堀の水位が平常に戻るまでの時間(シミュレーション)」などは、まったくの手つかず状態です。
 「汚水対策に手いっぱいで雨水対策にまで手が回らない」状態なのは解りますが、昨年7月26日の豪雨に始まり、今年は6月30日~7月1日の豪雨、そして今回(10月22日~23日)の台風21号と、立て続けに被害が出ているのですから、抜本的な対策が必要なのは、明らかです。
 大きな建物を建てる「ハコ物行政」ではなく、身近な公共事業が求められているのだと思います。




by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2017-11-24 12:36 | ●地域協議会 | Comments(0)