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2005年 06月 29日
20050629 遺伝子組み換えイネの田植え強行
 29日午前9時30分、中央農業総合研究センター・北陸研究センター(旧北陸農業試験場)が、生産者や消費者の「遺伝子組み換えイネはいらない」の声を無視して、遺伝子組み換えイネの田植えを強行しました。5月31日に続いて、今年2回目です。
 前回の実験は、「いもち病抵抗性検定を目的」としていて、出穂前に刈り取るとしていました。今回は、「生育調査、白葉枯病抵抗性検定および採種を行う」ことが目的で、前回よりも一歩踏み込んだ実験です。特に「採種」が目的に加えられたことで、来年以降も継続して作付けしていくことが可能になります。このことからも今回の実験が、生産に向けたものであることが解かります。
 前回の資料では、「茎葉のみで発現し、子実(玄米、胚など)や根では発現しない」としていたものが、「モミで発現するのでは」と指摘され、答えに窮していました。にもかかわらず、臆面もなく今回もまた同じ文言を載せています。説明した研究者は、「検出しなかった」というだけで、本当に発現していないかどうかは、解からないというのが実態です。
 「周辺の了解を得ている」というのも全くのでたらめだということが明らかになりました。
 センターに隣接している農家の方15￿軒に「口頭で了解してもらった」だけですし、町内会には、「実験の趣旨を書いた文書の配布を依頼した」だけだというのです。
 泉田県知事や木浦市長の、「市民や農業者、消費者の皆さんからより深い理解を得ていただくために、十分かつ分かり易い説明を行われますよう強く要請いたします」という要請がまったく足蹴にされているのです。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2005-06-29 22:36 | 市民の声など | Comments(0)