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2005年 11月 11日
20051111 たった5分の臨時議会
 11日、助役選任議案だけの臨時議会が開かれました。質疑も討論もなかったので、たった5分で終了しました。

 終了後、全員協議会が開かれ、新幹線新駅周辺整備事業地で発掘された「釜蓋遺跡」についての報告がありました。上越市議会で全協が開かれるのはまれなことで、久々の会議です。
 この「釜蓋遺跡」は、弥生時代後期から古墳時代にかけてのものです。三重の環濠が巡らされている平場の遺跡としては貴重なものだといいます。この遺跡から南に約1.5㎞のところには、ヒスイの加工場あとなどが注目された吹上遺跡(弥生中期~古墳時代)がありますし、さらに南西1.5㎞のところには、国史跡の斐太遺跡があります。まさに「遺跡ベルト地帯」という状況です。
 市教育委員会では、「この遺跡は保存したい」といっていますが、まさにそのとおりだと思いました。そのためにみんなで知恵を出し合えば、残せるのではないでしょうか。新幹線新駅で降りて、弥生の遺跡巡りをするなんて、ロマンがかき立てられるではありませんか。
 上越市では、10年程前になりますが、弥生の高地性集落であった裏山遺跡を破壊してしまったという苦い経験があります。それ以後行政全体が、遺跡の保存について積極的になったと思います。それに比べて、柏崎市の川井川製鉄遺跡は、無残な対応になっています。
 この遺跡の年代は、約1800年前といわれています。これを聞いて先日皇族の一人が女系天皇のことで、「2660年」なんていっていたのを思い出しました。2660年前といえば、縄文時代にまで遡りますが、そんな時代に「神武天皇」というのですから、歴史を無視した全くのたわごとですが、たわごとですまされないところに大きな問題があるといえます。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2005-11-11 21:29 | 市政の諸問題 | Comments(0)