人気ブログランキング | 話題のタグを見る
<< 20071222 東本町5丁目...      20071219 学校給食調理... >>

2007年 12月 21日
20071221 市教委との交渉--調理員民間委託で
 上越市の学校給食を考える会と市教育委員会との交渉が行われました。12月6日の「申し入れ」に対し、19日に「回答」があったのですが、その説明を聞くということです。

 教育部長の説明に対して私は次のように指摘しました。
 直営校だったら栄養士がいてもいなくても調理はできる。だけれど委託をしたところでは、栄養士がつきっきりでやらないとできない。不安がある。
≪学校給食についての経験がない≫
 経験がない人にやらせたら困るんだよ。
 民間委託でもちゃんとした給食ができるということでやるんでしょ。それなのに1年間もトレーニングをしなければならないとしたら、そんな委託は成り立たないってことですよ。やめた方がいいってことですよ。
 トレーニングしなければならないなんて、そんな期間を設ける必要はないんだよ。慣れていないからっていうのは、トレーニングそのものなんだよ。受ける前に訓練やってもらって、それから受けてもらわなくちゃ困るんですよ。受けてから訓練しますなんてんじゃ、ぜんぜん話が違うじゃない。受けたその日から直営校と同じようにできるようにしてしてもらわなくちゃだめなんでしょ。
≪1年間は派遣にする≫
 派遣を1年やるっていうんだけど、今年のやり方=最初から請負でやるというやり方はできない、間違いだということだよね。もし同じことをちゃんと4月1日からできるんであれば、派遣なんて期間を設ける必要がないでしょ。皆さん方が請負ではダメで、派遣期間1年つくらなければダメだってことは、この仕事は最初っから請負でやったら間違いを起こすってことを、皆さん認めたことになりませんか。
 そんな心配が全然ないんだとて言うことであれば、派遣なんて期間を設けずに、はじめっから請負でやればいいんでしょ。でも請負じゃできないんでしょ。
 皆さん、請負でやるっていって始めたんだから。最初に始めたこととは違う方法でやらないとできないってことになっちゃったわけね。1年やってみたら。
 請負という形態でやったらできないわけでしょ。だから派遣という方法にせざるを得ない。だから、最初から請負にしちゃうといろいろまた言われるかも知れないから、請負にはできない。
 できるんであれば、派遣なんかやめて最初から請負にすればいいんですよ。同じ方法でやればいいんで。自信があるんだったら、間違ってないっていう自信があるんなら。逃げ道つくってこそこそやるような、法の裏をかくようなやり方なんだよね、派遣というのは。請負でいろいろいわれるから、それを逃れるために派遣でやりますってのは。こういうのを「抜け道探し」っていうわけでしょ。普通は。そんな「抜け道探し」をしないで、はじめっから正々堂々と請負でやればいい。
≪派遣契約と請負契約≫
 派遣契約と請負契約は別でしょ。1年目の派遣の契約と2年目の請負の契約は別でしょ。2年目の請負契約は、随契でやるの。そんなわけにいかないでしょ。それは公募しなくっちゃ。そうすると、派遣で入っていた企業が、請負で必ず入れるとは限らないんだよ。
≪派遣会社とそのまま請負契約をするという発言に対し、「それは問題だからちゃんと調べてからにしないと」という指摘があって≫
 請負でダメでから派遣でっていうのは、もともと「脱法」的な手法なわけですよ。法律の中に入っているかも知れないけれど、「何か抜け道はないか」と探し回っている姿にしか見えないんですよ。
≪安定所の指導を受けてやっている≫
 ご指導はするさ、それは。何か道がないかって聞かれれば。キャノンだってトヨタだってみんなそうしてるわけだ。こういうことで偽装請負だっていわれたんだけどなんか方法はないかって、労働局だとかなんかに彼らだって相談するわね。そうしたら相談された方は、「こういう方法があります」っていうけど、いえばいうほど「脱法的」になっていくわけですよ。法の網をくぐっての方法しかなくなってくるわけ。最後はどうなるかっていうと、キャノンの御手洗さんのように、偽装請負にならないように法律を変えちゃえってなってくるわけだ。そうすれば「脱法」でなくなるから。
 法律を遵守する責任を負っている行政が、そういう民間の悪い風潮、法律の網の裏をくぐって、何かできる方法はないのかと探すという、そういう風潮に流されてもらいたくないんだよね、行政だけは。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-12-21 18:53 | 市政の諸問題 | Comments(0)