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2007年 07月 01日
20070701 町家交流館高田小町オープン
 高田市街地に「町家交流館高田小町」がオープンしました。場所は本町6丁目、かつて「下小町」(しもごまち)と呼ばれた界隈です。金津桶店や今井染物店とともに、高田市街地活性化の核になってほしいものです。

かつては「ボロ家」だったが
 もともとは「小妻屋」という商家でした。行き詰って競売にかかっていたものを、宮越前市長の時代に約7千万円もかけて買い取っていたものです。
 当時の状態は正直言って、「こんなボロ家、買ってどうするんだ」という状況でした。そんなことから取得そのものに反対したものです。
 しかし買ってしまったのですから、活用しないわけにはいきません。

整備に金もかかりました
 この間、「売ってしまえ」「壊して建て替えたら」等々、いろいろな議論がありました。地元町内や近隣町内からの厚い思いもあり、集会施設を持ったものとして整備されることになりました。
 国の「まちづくり交付金」を活用しましたが、改造して使えるようにするのに、約1億円がかかっています。

集会所と休憩所を兼ねる
 入ると吹き抜けのホールになっています。町家の「茶の間」です。左手には無料休憩所でもある交流サロンがあり、くつろげる空間になっています。黒光りする太い柱と梁が、年代を感じさせます。二階には和室が二つあり、落ち着いた会議などに活用できます。
 奥に行くと中庭を挟んで、左手に新たに作った多目的ホールがあり、右側の土蔵がギャラリーになっています。いたずら小僧が閉じ込められたあの土蔵です。
 建物の右側には、本町から大町に通ずる通路もあり、今井染物店などに行くことができます。

失われつつある宝物
 本町6丁目の森町内会長が、「まだ宝物が眠っている」と言っておりました。「古いから捨てちゃえってなるんだよね」と言う方もありました。跡継ぎがいる家はまだしも、空き家になって取り壊されると「宝物」も一緒に失われてしまいます。まさに「もったいない」話です。
 発掘された宝物たちが、一階に展示されています。懐かしさでいっぱいになります。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-07-01 16:17 | 市政の諸問題 | Comments(0)