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2007年 09月 20日
20070920 総務常任委員会-財務部~総務部
 今日から総務常任委員会です。当委員会は、財務部→総務部→企画・地域振興部の順で審議が行われます。今までの3月と9月議会ではおおよそ各部1日づつでしたが、今回は、1日目に財務部が終わり、総務部の議案説明まで終わるという「速さ」です。政局がめまぐるしく動いているのとは関係ないと思いますが。

 財務全般の論議で私は、二つのことを質問しました。
 一つは、施設のコスト計算についてです。行革推進課が、「主な施設のコストと利用状況」という資料を出していました。主な61施設(市内には約1000の施設がある)について試算を行ったものです。61施設を、「貸館施設・教育施設等」「入浴(宿泊)施設」「スポーツ施設」「その他施設」に分け、利用人員と税金投入額を調べたもので、よくできた資料です。
 私が指摘したのは、この資料が一人歩きして、「利用率が低いから廃止」などの議論にならなければ良いがという観点から、①区民が主に使う施設、②市民が主に使う施設、③市外の観光客などをも対象とした施設に分ける必要があること。「貸館・教育施設」は貸館と教育施設とは性格が異なるので分ける必要があること、ということです。

 二つ目の質問は、「バランスシート」についてです。これもがんばったのでしょう、実に良くできた資料です。問題は、そこに示された数値をどう見るか、どう解釈して改善に生かすかということです。そこで、普通会計と連結とを比べ、私なりに感じたことを数点述べました。その中で特に強調したのは、企業会計の手法で分析しようとの試みですが、企業と行政には本質的な違いがあるということでした。

 地震対策の補正予算を専決処分したことに関連して、「臨時議会を開くべきではなかったか」と持論を述べました。時期的にタイミングが難しかったとは思いますが、「地震対策で臨時議会」というのは、たいへんインパクトがあります。市民に対して安心感を与えるだけでなく、国や県に対する大きな圧力になると思ったからです。また今議会に提案されている補正予算には、通常の補正と地震関連のものとが混在しています。それが分離されますから、地震対策の実態がひと目でわかるというメリットもあります。中越沖地震に関しては、「後の祭り」ではありますが、今後の災害対策に生かして欲しいと思います。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-09-20 19:00 | 市政の諸問題 | Comments(0)