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2008年 06月 25日
20080625 「イカヤ」買収議案、継続審議に
 「イカヤ」の1~3階を買収してそこに、直江津図書館と社会教育館を移設するための議案について、昨日の総括質疑に続き、今日は委員会審議が行なわれるので、傍聴に出かけました。市民の関心が高く通常の傍聴席がいっぱいになり、もう一列増設されていました。
 文教経済常任委員会は、午前では終わらず、休憩を挟みながら3時近くまで続けられました。最終的には、市政クラブの森田貞一議員が「継続審議に」と提案し、採決の結果、6:5で可決され、継続審議となりました。

 ところが議員のみなさん、この「継続審議」の意味が解っていないため、採決で混乱が起きたのです。「継続審議」は簡単にいえば、「今議会では採決しない」ことを決めたわけです。ですから次の定例会で「継続して審議」するか、臨時議会を開いて審議するか、どちらかになります。
 委員長は採決にあたって、「明日の休会日に委員会を開いて審議します」と発言し、これに公明党の議員も同調して起立しました。回りからいろいろ言われ、再度、採決した結果が上記の6:5なのです。「継続審議」の意味が解っていなかったのです。

 私はすかさず議員らに「知らなかったではすまされない 市町村議会の常識」を売りに回りました。取り寄せた20冊は3冊を残すだけとなりました。
 その際、文教経済委員長にも購入をお願いしながら話をしました。委員長は、「不手際」があったことから自信をなくしていたので、まず励ましの声を掛けました。
 「継続審議の提案があれば、採決しなけりゃならんよね」
 「採決しなかったらそれこそ大問題だね」
 「良かったんだよね」
 「そうだよ」
 「明日の委員会どうしようかな」
 「行政はいそいでいるんだから、今日から明日始まるまでに相手方とどんな交渉をしたか報告させれば」
 「それで質疑するか」

 上野公悦議員をはじめ何人かの議員から、「何故7月4日が期限なのか」との質問が出されましたが、「相手方から口頭でいわれた」と言うだけで、最後まで明確な答弁がありませんでした。「市民に納得がいく説明をするためには、時間が必要だ」という問に、答えていないのです。「14億もの税金を『相手に言われたから』というだけで賛成できないでしょ」という議員の苦渋に答えられないのです。
 「決めたばかりの自治基本条例が形骸化されてしまう」「パブリックコメント制度も形骸化する」という声にも答えていません。
 議会制度、議員活動が大きく変わってきています。新人議員の奮闘が光っていました。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2008-06-25 22:24 | 市政の諸問題 | Comments(0)