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2008年 07月 10日
20080710 「岳」第1巻
20080710 「岳」第1巻_b0013099_11371225.jpg20080710 「岳」第1巻_b0013099_11372959.jpg 左が第1巻のカバーです。雪稜にすっくと立つ男。これが主人公の島崎三歩。「三歩」というのは、変わった名だ。「山歩」でないところがいい。「散歩」でもない。「三歩」なのだ。右の画は、最初のページだ。「ここがわが家」ということらしいが、若干、無理があると思った。

 「今、三歩の三歩だけの山岳救助が始まる。」とある。「民間救助ボランティア」という設定。本人に「警察官じゃないもん、クライマーだもん」と言わせている。
 基本は、遭難した登山者を救助するという話だが、遭難者が山に来た背景が丁寧に描かれていて、単なる「山の話」に終わっていない。

 「第1歩」(第1話)のラスト。救助した青年にこう言う。
 「クイズ。山に捨てても怒られない物、知ってる?」
 「え? み、水とか・・・」
 「答えはね、ゴミと命以外ぜーーーーんぶ。」

 「晴れたし、行こうか。」
 「はい、自分で歩きます!」
 「じゃあ、頂上行こう。」

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2008-07-10 22:35 | ●登山 | Comments(0)