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2013年 11月 01日
20131101 高田区地域協議会研修会
 昨日10月31日、高田区地域協議会の委員研修会が開かれました。
 最初に、上越市の「地域協議会検証会議」の委員でもある福島大学人間発達文化学類の牧田実教授の「地域自治区と地域協議会―高田区の実践をふまえて」という講話があり、その後意見交換が行われました。

 牧田教授の講話は、最初に、「地域自治・地域自治区とは何か」について、一通りのおさらいがあり、続いて「上越市における地域自治の動向」へと話が進み、さらに「高田区の地域自治・地域協議会」に話が及びました。間に、先に行われた「地域協議会委員アンケート調査」の結果報告があり、最後に「地域協議会をめぐる検討課題」として「地域協議会検証会議の議論」の概要が話されました。
 牧田教授は、「日本では、自治体の下部単位としての地域コミュニティが根付いていない」ことを強調されましたが、これは同感です。原因として、「明治の合併も、昭和の合併も、自治体の規模を大きくしただけで、地域コミュニティについては、まったく手を出さなかった」という主旨の話をされましたが、まったくその通りだと思いました。
 上越市の「地域事業費」について、それが13区の地域協議会の議論を誘導した役割を評価し、それがなくなったことによって、「役割が終わった」感があることに、危惧の念を示されました。これもその通りだと思います。
 (仮称)厚生産業会館の問題に関わって「答申の一本化」ということを強調されましたが、これには違和感がありました。経過と答申の内容を良く見てもらいたいなとも思いました。この問題は、後半の「意見交換」でもおおいに議論になりました。
 教授は、「諮問事項、自主的審議事項とも活発」だと強調され、「他市と比べて圧倒的に多い」と評価されました。資料として示された、豊田市(人口約42万、諮問3件)、恵那市(人口約5万4千、諮問3件)と比べれば、上越市(人口約20万、諮問877件)が圧倒していることは歴然としています。上越市ではこの他に「自主的審議事項」が215件あります。「諮問と自主的審議事項の多さが、地域協議会の議論を活発化させている」という指摘は、まったくその通りだと思います。
 牧田実教授は、「全国で地域自治区を導入している自治体が16しかない中で、上越市はトップランナーの役割を果たしている。引き続きがんばって欲しい」と激励されました。
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by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2013-11-01 15:43 | ●地域協議会 | Comments(0)
2012年 05月 10日
20120510 地域協議会委員任命書交付式
 10日、リージョンプラザのコンサートホールで地域協議会委員任命書交付式が行われた。13区にとっては3回目、旧上越市では2回目の認証式になる。416名の委員が認証され、新たなスタートを切った。

 上越市には28の地域自治区が設置され、そこにそれぞれ地域協議会が組織されている。その委員が一同に会するのは、今回が初めてではないだろうか。これからこの委員が、それぞれの区で地域自治を担って活動していくのである。

 28の地域協議会の活動は、各区ごとに特色がある。それは地域の特色でもあり、一色に染める必要はない。特に先発の13区と後発の旧市15区では、その違いが大きい。
 13区は、地域事業費という課題があり、当初活発な議論が行われていたが、これが廃止されてから、一種の戸惑いが見られるといわれている。その点旧市では、初めから地域事業費などというものがなかったから、「金」に縛られない議論が行われてきた。2年前に「地域活動支援事業」というものが「市長公約」ということで導入されたが、正直言ってこの制度が、自主的な審議の妨げ(特に時間的な制約)になっていると思う。
 今後の4年間で地域協議会制度がどのように展開し、発展していくのか、正念場に差し掛かっているともいえる。
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by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2012-05-10 22:37 | ●地域協議会 | Comments(0)
2011年 12月 17日
20111217 地域活動フォーラム
 17日午後、リージョンプラザで「地域活動フォーラム」があり、参加した。一昨年から実施されている地域活動支援事業についてのフォーラムである。3部構成で行われた。

第一部 基調講演 「新しい公共とコミュニティづくり」
    講師 名和田是彦 法政大学法学部教授
第二部 五つの事例発表
第三部 パネルトーク


 名和田教授は、以前から上越市の地域自治区・地域協議会に関わってきた方である。現段階での上越市の地域自治区・地域協議会について、どのような見解が示されるか、興味があった。
 講演を聴いてまず最初に感じたのは、「新しい公共」という概念についてである。論者によってさまざまに解釈され捉えられている言葉はないのではないか。

 「新しい公共」とは、通常、「協働」の意味に限定されている。つまり「公共サービス」を民間と行政の連携で保障しようという考え方である。
 しかし「公共」には、「公共的意思決定」を民主的にするという側面もある。
 上越市ではこの側面が特に優れている。これを表しているのが公募公選制である。
 他の自治体では、ややもすると「協働」の面に大きく傾斜し、協働の実施組織のみが前面に出てきて、審議組織である地域協議会の影が薄くなる傾向がある。


 この指摘は大事だ。上越市議会での議論を聞いていても「「協働」の面に大きく傾斜し」た議論が多いように思うからである。もっと「「公共的意思決定」を民主的にするという側面」を強調し、実践して行く必要があると感じた。

 我々は、日本の中の、それも上越市という限られた地域で活動しているので、ついつい井の中の蛙になりがちであるが、名和田教授の講演は、他の自治体での実践をいくつも紹介し、その中で上越市の制度と取り組みの優位性を示してくれた。外国の制度についてはまったく知らなかったが、紹介されたドイツの事例はたいへん参考になった。

 五つの事例発表は、各区ごとの特色が出ていて良かった。
 パネルトークには、事例発表をした二人と地域協議会会長が二人登壇した。率直に言ってこの組み合わせは疑問である。発言内容は、それぞれに有意義なものなのだが、話がかみ合っていなかったように思う。どちらか一方にして、もっと掘り下げた議論をすべきだったのではないか。もったいない。
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by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2011-12-17 18:16 | ●地域協議会 | Comments(0)
2011年 07月 29日
20110729 事業の優先順位は誰が決めるのか
 27日「市長と地域協議会委員との意見交換会」が開催されました。私は「夜の部」に参加しました。
 市長の発言の後、私はイの一番に挙手して、発言しました。第一の問題は、今後「事業の優先順位は誰が決めるのか」ということです。

 地域自治区制度、地域協議会制度の根幹は、その地域の問題はその地域で協議して決められるということにあります。今回の改変で、それがなくされようとしています。この制度の根幹にかかわる大問題です。

 市長に代わって答弁した竹田淳三部長は、「行政の決定権は市長にあります。議会に諮って決めていきます」という趣旨のおそらく承知の上で、はぐらかしの答弁を行いました。

 例えば、板倉区で統合保育園建設の問題が持ち上がった時、区地域協議会は他の事業を縮小・廃止してでも統合保育園建設の道を選択しました。名立区でも文化施設の建設問題で同様の選択をしています。(もちろんこの選択の良し悪しにはいろいろ議論があると思いますが)
 私が「その地域の問題はその地域で協議して決められる」といったのは、このことです。地域事業費がなくなることによって、地域協議会からこの権能が奪われることになります。まさに地域協議会制度の根幹に関わる問題なのです。単にお金の問題ではないのです。

 しかし、こういう問題に「はぐらかし」答弁しかできないというのは、行政の退廃そのものですね。まあ、本質をグサッと衝かれたので、答えられなかったのかも知れませんが。

 私の後に発言した人は、「結局、行政が決めたものを押し付けてくるのではないか」と、これまた本質をついた発言をしていました。
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by toshihiro_sugimot | 2011-07-29 23:12 | ●地域協議会 | Comments(0)
2011年 06月 14日
20110614 旧能生町で地域協議会について話す
 糸魚川自治体研究会と能生地域まちづくり協議会から講演依頼があり、「上越市地域協議会設置に至る経過と現状・課題」と題して話をしてきました。

 糸魚川市にも合併特例法に基づく「地域審議会」があります。「地域審議会」でやれることは、上越市の地域協議会とまったく同じです。その点では「同じ組織」ということができます。そしてこれは全国各地で組織されている同種の協議会・審議会も同じだということをまず話しました。上越市の場合、「法」の規定をフル活用しているということです。

 どこでも「公募委員」というのがあります。多くの場合、それは3~5人程度ですが、上越市は「全員公募委員」です。これが大きな違いでしょう。
 「公募」すれば、定数以上に手を挙げる人が出てきます。その場合、誰がどういう基準で選定するかということです。上越市では「選任投票」て決めます。手を挙げた人がくじ引きで決めることも可能でしょう。多くの場合「闇夜に、知らないうちに決められる」のではないでしょうか。これが大問題ですね。
 私が強調したのは、「たくさんの人が手を挙げることが大事です」「地域を何とかしたい、活性化したいと思っている人は積極的に」ということでした。定数以上に手が挙がれば、「何で私が選ばれなかったの?」ということになりますから。制度改善の第一歩ですね。たくさん手が挙がれば「公募枠を増やして」という根拠にもなりますね。

 もう一つ強調したのは、「上越市と同じにすることは不可能です」ということでした。だいたい合併協議の中で制度が導入されます。今ある制度をご破算にして新たな制度を造ることはできないということです。ならば、今の制度を熟知して、積極的に活用し、改善していくしかありませんよね。
 それに上越市の制度が「最善」というものでもありません。不十分さもあるのですから。


 そんな話をさせてもらいました。
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by toshihiro_sugimot | 2011-06-14 23:17 | 諸団体の活動 | Comments(0)
2010年 08月 12日
20100812 地域自治区セミナー実行委員会
 28日~29日に開く地域自治区セミナーの実行委員会がありました。最終打ち合わせの会議です。
 後は、地元参加者をどれだけ組織できるかがカギになりそうです。みなさんの参加をお待ちしています。
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by toshihiro_sugimot | 2010-08-12 20:52 | 自治研関係 | Comments(0)
2010年 07月 07日
20100707 地域自治区セミナー
 市の自治・市民環境部へ行き、8月末に開く「第2回地域自治区セミナー」の案内を、全地域協議会委員に配布していただくよう、お願いしてきた。
 ちょうど、野口壮弘部長が席に戻って来たので挨拶した。野口部長は、私が議員を辞めてから就任した人なので、初対面なのである。
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by toshihiro_sugimot | 2010-07-07 18:36 | ●地域協議会 | Comments(0)
2010年 02月 23日
20100223 地域自治区に「地域活動資金」
b0013099_231359100.jpg 上越市の新年度予算案が発表されました。この中で、村山市長が公約に掲げた「地域活動資金」2億円が予算に計上されました。上越市の地域自治区制度の新たな発展・展開です。
 各区に配分される「地域活動資金」は、「対象事業はソフト事業、ハード事業を問わないが、政治・宗教活動を目的とするものや公序良俗に反するものは除く。」と報道されていて、使途が特定されていません。今後、地域協議会が事業内容を検討していくことになります。高田区地域協議会が3月9日に開かれますが、「地域活動資金」も議題の一つにあげられています。
 2億円の配分ですが、28区に均等に500万円を配分し、残りの6000万円を人口割で配分しました。本来ならば、この配分方法も地域協議会で検討してしかるべきものだと思います。なぜ、そうしなかったのか、残念なことです。

 ところで私は以前から、このような資金の配分を主張していました。しかし今回の「地域活動資金」とは、1桁違う約20億円を充てるべきだというのが私の主張です。
 根拠は、修繕費や補修費、維持費など地域の日常生活を維持するのに必要な事業は、地域自治区に任せた方が良いと思うからです。市のこれらの予算は、20億円をはるかに超えるものですが、まずはその一部から地域自治区に権限を下ろしていくべきだと思います。先行した13区の議論の中で、「もっと地域自治区に権限を」「予算執行権を」ということが言われてきました。それを実現・実行するには、住民に身近な事業から下ろしていくことが良いのではないかと思います。

 それにしても今回の「地域活動資金」は、大きな「一歩前進」です。
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by toshihiro_sugimot | 2010-02-23 23:09 | 市政の諸問題 | Comments(0)
2010年 02月 18日
20100218 くびき野地域問題研究会
 久々にくびき野地域問題研究会の会議を開きました。今年の活動予定を決めるためです。
 例会として、予算(4月)と決算(10月)をどう見るかをすえました。昨年は「財政講座」はいったん休止です。例会の柱にもう一つ、「合併して5年、今思っていること」として、旧町村長のみなさんなどから話を聞こうという企画をすえました。推進した人もしぶしぶ応じた人もありますから。
 例会の一つとして、7月に長野県木曽町の地域自治区を視察することにしました。他の自治体の地域自治区・地域協議会を見ることは、上越市の制度を発展させていく上でも役に立つと思います。

 今年のメインは、「第2回地域自治組織全国セミナー」です。8月28日(土)29日(日)に春日謙信交流館で開くことにしました。自治体問題研究所、にいがた自治体研究所との共催です。上越市の制度が全国的に見てどういう意義があるのかを知る機会でもありますから、上越市の地域協議会委員のみなさんにも是非たくさん参加してもらいたいと思っています。
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by toshihiro_sugimot | 2010-02-18 22:58 | 自治研関係 | Comments(0)
2010年 02月 09日
20100209 地域自治区シンポ第2弾の打ち合わせ
 にいがた自治体研究所の事務所で「地域自治区・地域協議会シンポ」についての打ち合わせ会があり、橋爪法一議員とともに行って来ました。
 「どんなシンポジウムが求められているか」が議論の中心です。地元としては、旧上越市にも地域自治区・地域協議会が導入され、新たな段階に進んだ上越市の制度を検証し、発展方向を見出すことが必要と思い、そのことを主張しました。「制度の解説ではなく、実際に活動している委員のみなさんから直接話を聞くこと。委員のみなさんに、上越市の制度が全国で注目されていることや、すばらしいことをしているということに確信を持ってもらうこと。旧市へ導入して1年の検証をすること。」などです。
 8月28日29日に行うことになりました。28日は、岡田知弘京大大学院教授の講演に続いて、地域協議会委員との意見交換。29日は、石崎誠也新大大学院教授の講演と政令指定都市(新潟市)での地域自治区・地域協議会の探求。
 残暑厳しい折になりますが、たくさんの方々から参加していただきたいと思います。
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by toshihiro_sugimot | 2010-02-09 23:18 | 自治研関係 | Comments(0)