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2009年 12月 28日
20091228 「自然弁証法」の自然観と現代科学の探求
b0013099_0114545.jpg 不破前議長の講演が載った「前衛」2010年1月号の最後尾の論文が、小野秀明氏(党社会科学研究所事務局次長)の「『自然弁証法』の自然観と現代科学の探求(下)」です。「(上)」は、09年12月号に掲載されました。全体は次のような構成です。
  はじめに
  一、新しい自然観としての自然の階層性、歴史性
  二、量子力学と湯川「中間子論」――自然の新しい階層の探求
  三、「坂田モデル」とクォーク理論の展開
  四、「小林―益川理論」と六元クォークモデル
  五、自然はどこまでとらえられたか
  おわりに――科学の方法と弁証法の位置

 四以降が「(下)」です。
 小野事務局次長は「はじめに」で、「私自身は、量子力学は学生時代に応用分野から学んだだけですし、この分野の研究者ではありません。」と謙虚に述べていますが、論文自体はこの分野にかなり精通したものだと思いました。
 「本稿は、『自然の弁証法』(エンゲルスの著作――小生の注)の自然観と科学の探求の方法論の、二〇世紀の自然科学の発達を通しての現代的な意義を明らかにすることを目的としています。」という目的は、十分に達成していると思います。私は「(下)」を読んで、「小林――益川理論」がどういうものであるか、概要を知ることができました。同時に、現代の自然科学がどういう地平にいるのかも知ることができたと思います。自然は弁証法的なあり方をしているが、自然科学者即弁証法論者ではないこと、同様に唯物論者でもなく、しばしば観念論の罠にはまってしまうということに、「なるほど」と思いました。
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by toshihiro_sugimot | 2009-12-28 23:07 | ●マスコミ・本 | Comments(0)