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2009年 01月 24日
20090124 講座「上越市の財政ってどうなってるの?」
 朝、真っ白な雪景色に変わっていました。強い風雪の中、くびき野地域問題研究会の講座「上越市の財政ってどうなってるの?」が始まりました。私が講師を務め、6月までの全6回の長丁場です。
 事前の申し込みは20名でしたが、「当日参加」の人が多数来て、30名になりました。「30部つくった資料が足りなくなるのではないか」と心配する一幕も。

 「議員をしていた時に学んだことを少しでもお返ししたいと思い、この講座をはじめました」と思いを述べ、また、「この講座がめざすところ」は、「①最低限必要なこと、②次のステップに進む基礎を」という点にあることを話しました。「スライドも使う」(MSのパワーポイントではなく、OpenOffice の Imprwss で作成)ことにしました。
 今日の第一講は「上越市財政の概要を見る―――単年度ではなく流れとして」です。広報の問題、分析の方法、資料の入手法などについて話を進めました。全国で引っ張りだこの大和田一紘先生にならって、「分析表にデータを書きいれ」てもらいました。手書きすることで感じるものがあると思います。
 今日の話の中心は、「形式収支(歳入歳出差引)」です。「企業は売上から経費を差し引きした営業利益を大きくすることが目的ですが、行政は税収等の歳入を全部使って市民福祉の向上等を図ります。ここに企業と行政の根本的な違いがあります。」「余らせる予算を組めば、取りすぎですから、『返せ』ということになります。」「優秀な経営者ほど陥りやすい『穴』です。」
 上越市の「予備費・不用額は他市町村と違う」という話は、皆さん初めて知ったようでした。
 「質疑応答」では、次々と質問や意見が出されました。「こういう講座で質問が出るかな?」と心配していたのですが、あまりの活発さに予定時間を超えてしまいました。それだけ関心が強いということだと思いました。第一講で出された意見・要望を取り入れて第二講に臨みたいと思います。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2009-01-24 17:16 | 自治研関係 | Comments(0)