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2009年 06月 29日
20090629 地域協議会委員選任についての住民説明会
 10月の市長選挙に合わせて、旧上越市に設置される15の地域自治区の地域協議会委員の選任が行われる。その住民説明会が雁木通りプラザであったので参加した。早めに到着したが、50席ほどの会場に数人だった。最後には25人になったそうだが、もう少し参加してくれればと思った。

 自治・地域振興課から約30分の説明があり、その後、質疑応答となった。
 さすがにここまで来ると、「導入の是非」を問うような質問はなかった。ある意味、導入を前提として「どうするんだ」という趣旨の質問が多かったのが特徴かと思った。

 「旧上越市の場合、高田区に高田区のことだけ審議せよというのは疑問だ。金谷山(金谷区)へ行けば、いろんな要望が出てくる。春日山(春日区)に対してもいいたいことはある。そんな意見を出せるのか。」
 「城東中学校の校区は、高田区と新道区にまたがっている。」
 現実の問題である。行政の答弁は、条例に既定されていることを述べるだけだったので、だれも納得していない。私は次のような発言をした。
 「27日のフォーラムで小田切教授が、地域自治区も農村型と都市型があるといっていた。今議論になっているのは、まさに都市型のあり方だと思う。条例は確かにそう既定されているが、柔軟性・弾力性を持って運用してもいいのではないか。場合によっては改定も視野に入れる必要がある。」
 部長は、「新幹線新駅の問題や直江津図書館の問題等、地域限定ということにはならない。行政としては、どの区にも情報を提供していく。」と答えていた。

 次のような質問も出てきた。
 「委員の応募者が定数に満たない場合でも、その応募者を選任しないことがあるというのは納得できない。」
 「選任投票の結果を見て選任する場合、最低得票というようなものはあるのか。」
 これに対しても行政は、「条例では、市長が選任するとなっている。」と答えるだけであった。そこでしゃしゃり出て次のように話した。
 「行政の人たちはざっくばらんな話ができないので、話したいと思う。確かに規定では応募者を選任しなくても良いことになっている。しかし、応募者を選任しないで他の人を選んだとすれば、市長にはその理由を説明する責任が出てくる。納得のいく説明ができなければ、市長失格ということで、リコールということにもなる。同じように投票で、例えば15番の人を外して25番の人を入れたりすれば、市長には説明責任が生じる。そういうリスクを抱えてまでやれるかというと、事実上無理だと思う。」
 皆さん、納得してくれたようだった。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2009-06-29 22:47 | ●地域協議会 | Comments(0)