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2009年 12月 03日
20091203 党大会決議案の討議で
 地域の党支部の会議があり、出席しました。党大会決議案が発表され、その討議が中心でした。志位委員長の報告の冒頭部分、「決議案の全体の特徴について」の報告をDVDで視聴しました。「全体像」をまず明らかにするというのは、最近の「報告」ではあまりなかったことですが、ここには、「決議案を読んでもらいたい」という党中央の意気込みを感じます。
 「討議では、自分はここが良いと思ったところを出し合うことが大事」と強調されています。この支部の会議でもそこから始めました。私が最初に話したのは、「第4章 国政と地方政治での躍進、強大な党建設をめざす方針」の最初「(17)参議院選挙での党躍進の条件、政治的意義について」の冒頭部分です。「『過渡的な情勢』のもとでたたかわれる参議院選挙」について論じた部分です。

 最初は、「どういう政党状況の下での選挙か」ということです。

 民主党は、さきの総選挙では「政権交代」を訴えれば勝利できた。また、これまでは、野党第1党が民主党、第2党が日本共産党という配置のもとで、「民主党には問題があっても、自民党よりもまし」という形で、自民党への批判や不満から民主党に支持が集中する状況があった。しかし参院選ではそうはいかない。政権党としての1年近くの「実績」が問われ、今後政権党としてどういう政治をおこなうかの「中身」が問われる。自民党と公明党は、国民からあれだけきびしい審判を受けた以上、自らのこれまでの政治に対する総括と反省が問われる。それ抜きにはどんな政策を掲げても信頼をえることはできないだろう。そういう政党配置のもとで、「建設的野党」としての日本共産党の値打ちを広く浮き彫りにできる新しい条件が生まれてくる選挙となる。

 次に、国民の政治意識の状況について述べています。

 この選挙は、新しい政治を求める国民の探求が、新政権のもとでの約1年間の体験をつうじて、前進・発展するなかでの選挙となる。旧来の自民党支持基盤が大規模に崩れ、これまで保守と呼ばれてきた人々が、自らの切実な要求をたくすことができるのはどの党かを、探求しているさなかのたたかいとなる。
 総選挙で民主党に投票した人々も、その大部分は、旧来の政治を変えたいという模索の第一歩としての支持であり、この人々も自らの体験をつうじて、その認識を前進・発展させていくプロセスのさなかにある。


 「政党支持基盤の流動化と激変のもとで」の参院選挙になると強調していますが、ここから議論はいろんな方面に発展していきました。

by toshihiro_sugimot | 2009-12-03 22:55 | 日本共産党 | Comments(0)