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2010年 03月 24日
20100324 どぶろく卓
20100324 どぶろく卓_b0013099_1114158.jpg にいがた自治体研究所の福島富副理事長とともに、牧区坪山の「どぶろく卓」へ話をうかがいにいってきました。福島氏がにいがた自治体研究所の機関紙に連載している産業調査のいっかんです。
 里は春めいてきましたが、牧区坪山は未だたくさんの残雪があり「春は未だ」の状況です。中川卓夫氏が運営する農家民宿「どぶろく荘」はそんな中にたたずんでいました。
20100324 どぶろく卓_b0013099_11151571.jpg 「特区」制度が設けられてから始めたのだそうですが、「若い頃、酒つくりの出稼ぎにいっていた」経験を生かしたといっていました。当初500㍑から始めたのが、今では58㌔㍑にまでなったと、顔をほころばせて話してくれました。全国に出荷しているそうです。
 「最初、酒米の五百万石を使ったけど、味がきつい。コシヒカリにしたらまろやかなものができた。」とのこと。地元の米と水だけを使って発酵したものを、そのまま瓶詰めにした「純粋」のどぶろくです。
20100324 どぶろく卓_b0013099_1117095.jpg 「工場」といっても四畳半程度の作業場ですが、見せてもらいました。入った途端にプーーーンと甘い香りがしてきました。一番大きな装置が「冷蔵庫」です。その中に、ステンレスの樽に仕込まれたばかりのどぶろくが置かれていました。「その内、フツフツと発酵し始める」と、目を細めて話してくれました。

20100324 どぶろく卓_b0013099_11173978.jpg 「どぶろく卓」を飲んでみました。口に入れると爽やかな酸味が広がります。それを口の中で転がしていると甘みに変わっていきます。この変化がおもしろいですね。
 「熱処理してないので酵母が生きている」ので、特殊な王冠が使われています。瓶の中でも発酵が進み、ガスを発生しますから、瓶が破裂しないように「ガス抜き」する構造になっているそうです。

by toshihiro_sugimot | 2010-03-24 23:11 | 自治研関係 | Comments(0)