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2010年 05月 06日
20100505 南葉山
20100505 南葉山_b0013099_642396.jpg 高校の同期会=若水会の仲間たちと、南葉山に登ってきました。
 予想以上の好天に恵まれました。まだ残雪が多く、キャンプ場内にも残っています。その雪が消えた所からカタクリが花を咲かせていて、それを見るために遠回りしてみました。木落としの登山道は大部分雪に覆われていました。そのため自由にルートを取れるおもしろさがあります。五合目から七合目までが「核心部」。高校生の時の3月、国見平(現在、キャンプ場になっている一帯)にスキー登山で来たことがあります。そんな思い出等を話しながら急登を一歩一歩登っていきます。六合目の水場が開けていて、冷たい水で喉を潤しました。右に迂回しつつ登り、展望台へ直接出ました。田植え前の高田平野は靄(もや)がかかり、米山や関田山脈が霞んでいます。もう大きな登りはありません。積雪期だからこそ楽しめるようにと、できるだけ登山道から離れた所にルートを取っていくことにしました。直に上がってきた足跡が。そして頂上に人影。その人が降りてくるのにすれ違い、「キャンプ場から直ですか」と聞くと、「沢を上がってきました」とのこと。私が例年登る最短ルートです。
 12時ジャスト、頂上着。積雪はおおよそ3mか?シートを広げ、昼食。霞んではいるものの、この時期にしか見ることができない妙高山、火打山、焼山が天に突き上げています。名峰ですね。
 帰路をどうするか。沢をのぞいて顔色をうかがって、大丈夫そうなら降りてみようと決め、下山に。
 頂上稜線は快適ですね。さして沢への降り口。3本のブナに目印の赤丸が着いています。10mほど降りた台地から下を見ます。不安と「行って見たい」が交錯しているようです。「滑っても止めるから」と先に降りて待ちます。おっかなびっくり、へっぴり腰で降りはじめたのですが、そこは雪国育ち、すぐにコツをつかんだらしく、どんどん降りてきました。こういう時が危ない。と思っていたら転倒して滑ってきたので、ガッチリと止めました。それを見ていても余り不安そうでもないようです。「端に寄ると危ないから、できるだけ真ん中を」などと声を掛けます。
 15分ほどで傾斜が緩くなり、もう安心です。あとはどこで沢筋から抜けるかです。やぶこぎはイヤですからね。広い平らな残雪があり、そこを左に行くと、丸太の階段が見えました。巻いて行くと更に階段があり、それを登ると明神コースへの分岐でした。もうキャンプ場は目と鼻の先。
 下りはちょうど1時間。雪の沢を始めて下って、ちょっとしたスリルも味わって、みな満足げな顔をしています。
 メンバーの行きつけの店を早く開けてもらい、その後は大「はばきぬき」でした。

by toshihiro_sugimot | 2010-05-06 11:43 | ●登山 | Comments(1)
Commented by やまね at 2010-05-14 19:18 x
五月の南葉山は最高ですね。私も何年か前に登りました。が、見事に道迷い。雪で道ないからどこでも歩けるのですが、技術も経験もない私はキャンプ場から遠ざかり 泣く思いで登り返しキャンプ場を見つけました。私にとって魔の7合目8合目です。行く度に必死に道を探します。そんなわけでここ数年 五月末まで指くわえて山を眺めてます。