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2010年 07月 07日
20100707 比例定数削減は民主党の一党独裁への道
 民主党は「衆議院の比例定数を80削減する」と言い出した。現在180だから100にしようということだ。もともとは200だったから、半減ということになる。
 昨年夏の総選挙の得票で試算すると、民主党が約40%の得票で2/3を超える議席を得ることになるという。衆議院の2/3というのは、衆議院で可決した法律が参議院で否決されても再議決できる数である。民主党の一党独裁が、できあがるということである。そうなれば、マニフェストにあろうがなかろうが、公約しようがしまいが、すべてが好き勝手にやれるということである。「政権交代」からの民主党の動きを見ていると、一党独裁は現実味がある。

 比例議席を多くするということは、一党独裁を阻止する確実な道でもある。たとえば比例定数を500にしてみよう。1%の得票で5議席になる。そういういわゆる「小政党」が常に存在することになるから、多様な民意が反映される。そして何よりも、40%の支持しか得られない政党は、どんなに頑張っても40%の議席しか獲得できないのである。

by toshihiro_sugimot | 2010-07-07 18:56 | 国の政治 | Comments(1)
Commented by 議員の数は多すぎる at 2010-07-08 10:54 x
杉本敏宏さん、あなたは間違っている。
参議院で野党が多数になれば、衆議院で2/3議席を確保していない民主党は法案が一本も通らなくなる。
国民生活にとって絶対に必要な法案も一本も通らない。
そうなると政権は確実に崩壊し、確実に衆院解散時期が早まる。
そうなれば衆院の民主議席は減り自民党が確実に政権を確保する。
だから政権交代を避けるために、民主党は自民党との大連立に動き、大連立は成立してしまうでしょう。
民自連立となれば、二大政党制は終わり、選挙による政権交代には意味が無くなり、ふたたび談合政治が復権する。
そうなればもはや大政翼賛時代となにもかわらない。最悪だ。
杉本敏宏さん、あなたは日本が大政翼賛時代に向かってほしいのですか?
そうならないための衆議院2/3議席確保でしょう。
少なくと国民生活のためには毎年たくさんの法律が必要なのですから、それが一本も通らないという最悪の事態は回避すべきではありませんか?