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2010年 10月 26日
20101026 くびき野研で「財政」学習会-決算て何だ
 くびき野地域問題研究会で、「財政」学習会を開きました。あらためていろんなことを学ぶことができました。
 9月から各自治体で「決算議会」が開かれています。「予算中心主義」と「決算中心主義」ということが話題になりました。ほとんどの行政マンは「予算中心主義」です。議員もそうだと思います。数年のスパンで見た時、「決算中心主義」にならなければならないということです。ある事業をやったとします。予算立案段階のままということはないと思います。「もっと良いやり方があった」「こんな工夫をしてみた」「こんな問題点があったので、改善したい」などいろいろあるでしょう。これを次年度の事業に生かすのが「決算中心主義」です。
 その観点から見ると、決算議会が9月以降というのは問題です。今2009年度の決算ですが、教訓を生かすべき2010年度はもう半分過ぎてしまっているからです。ましてや決算が12月なんてなったら3/4が過ぎてしまっていて、もう年度も終わりです。そろばんで計算していた時代と違って、今はコンピュータの時代ですから、システム的には「アッ」という間に計算できてしまうはずです。
 民間企業は3月末締めで6月に株主総会を開いています。連結する子会社などは、5月末にやるところもあります。まあ、「2ヶ月あれば決算報告はできる」ということです。「出納閉鎖」の問題があるとしても、7月末には報告できるということになります。この時期ならば、前年度の教訓を当年度に生かせますね。現状は、前年度の教訓は当年度をパスして次年度回しです。
 「決算」とは結果報告ではなく、改革の第一歩だと思うのです。

by toshihiro_sugimot | 2010-10-26 23:32 | 自治研関係 | Comments(0)