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2011年 03月 12日
20110312 上越市の県議定数が「5」のわけ
 「『県議会議員定数の削減』全県53名を47名に。上越市区を5名から4名へ。」という主張があります。人口比例でいくと、上越市区は「5」ではなく「4」になりますから、それを「正す」という意味からは、間違った主張ではないでしょう。

 でも何で「4」なのに「5」になっているのか。ここが問題ですね。
 2005年頃の「平成の大合併」で新潟県は「大合併」が進みました。上越市の14市町村を筆頭に、佐渡市、長岡市、新潟市などで大型合併が行われ、さらに新潟市が政令指定都市に移行するなど、それまでの県議の選挙区が行政区と合わない状況になり、見直され前回選挙が行われました。
 区割りと定数は、新しい行政区にあわせ、おおむね「人口割り」で定数が割り振られたのですが、「例外、特別扱い」がありました。それは全体の定数は変えずに、新潟市を「2」減らして、上越市区と佐渡市区に各「1」をプラスしたのでした。それで上越市区は、本来「4」のところ「5」になっているのです。(プラスした理由は、いろいろと言われていましたね。)

 この「措置」をどう見るかです。「こういう特別扱いはやめて正しい配分にすべきだ」という主張が正当でしょう。私はそう言いたいと思います。それをせずに「プラスされた選挙区」だけ減らすのでは、本来定数よりも減らされてしまった選挙区はたまったものではありませんね。
 定数に言及する場合、こうした不公平、不明朗な「特例措置」をまず正すという姿勢が必要ではないでしょうか。特例で「5」になっていることを知らずに主張しているとしたら、「・・・」ですが。

 ちなみに新潟市東区は本来「3」のところを「2」に減らされましたが、ここには自民、民主、共産の現職がおりました。当時、「共産等落とし」とのうわさもありました。

by toshihiro_sugimot | 2011-03-12 09:20 | 県政の諸問題 | Comments(0)