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2012年 12月 20日
20121220 (仮称)厚生産業会館-配置計画図(案)を見る
 (仮称)厚生産業会館基本構想(案)の中に、「7 配置計画図(案)」というのがある。この図を見ると、如何にこの基本構想(案)がズサンであるかが分かる。
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 現在は、陸上競技場のメインスタンドの南側に、それなりの幅をもった「通路」がある。大会の時など、出場前の選手が、この「通路」で練習しているのを見かける。「配置計画図(案)」では、メインスタンドに接するように(仮称)厚生産業会館の敷地を取っている。
 これでは、「通路」がなくなる。
 将来、陸上競技場そのものやメインスタンドを拡張しようとした場合、その余地はまったくないということになる。

 西隣には、相撲場がある。「配置計画図(案)」では、土俵が(仮称)厚生産業会館の駐車場に接している。これでは、寄り切りやうっちゃりなどで土俵を割った時、駐車場の柵に頭をぶつけかねない。

 「(仮称)厚生産業会館基本構想案について(通知)」(以下「通知」)は、次のように述べている。

 一方、高田公園プール跡地は出入口が2方向に分散できることで、渋滞は生じないものと考えている。
 また、冬場も高田公園内の南掘への排雪などにより駐車場は確保する。

 南側に南掘に沿って道路があるが、これが「2方向」の内の一つであろう。その道路と(仮称)厚生産業会館予定地の間には、大きな松の木が植えられている。この「配置計画図(案)」に示された敷地を確保するためには、松の木を伐採しなければならないのである。

 東側に、子育て施設である「プレイルーム」に続けて、芝生「広場」が書かれている。この「広場」のさらに東側は、忠霊塔にまで続く緑地である。この緑豊かな高田公園内で、何でわざわざ仕切った「広場」をつくる必要があるのか。「プール跡地」ありきで、子育て施設を取って付けたように入れたから、こんなことになってしまったのであろう。

 行政は、「これは基本構想(案)であり、基本設計の時には精査する」というようなことを言っている。しかし、これらの意見は10月初めの協議会で既に出されていたものである。それから2ヵ月半何も検討していないし、基本構想(案)の段階でたくさんの意見が出ているのにそれに考慮せず、「基本設計の時には精査する」と言われても、にわかには信じられないではないか。

(仮称)厚生産業会館 基本構想(案)

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2012-12-20 23:53 | 市政の諸問題 | Comments(0)