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2015年 08月 15日
20150815 明快だ!
 13日にジャーナリストの桜井よしこ氏らが呼びかけ人となり、「平和安全法制の早期成立を求める国民フォーラム」を設立して発表した声明文に対し、小林節・慶大名誉教授がバッサリ切り捨てたという記事です。

「中国の軍事力が膨張しているのは事実です。だとしたら、自衛隊を海外派兵するより、専守防衛で自国の周りを固めることが重要なのではないですか。違うというなら、堂々と議論して、憲法を改正すればいい。そうすれば、自衛隊も堂々と活動ができるんじゃないですか。国民は権力を監視する必要があるんです。その権力者が勝手をやろうとしているから、学者は心配しているんです。他に手段がない、必要最小限度だとして、ホルムズ海峡にまで機雷掃海に行くんでしょ? こんな雑でぶっ飛んだ解釈ができるなら、現行憲法ではあり得ない徴兵制についても公共のため、国の存立のために必要だと言い出しかねない。時の権力者が勝手に何でもできるのであれば、それは専制政治です。実際、与党は数の力で法案を通した。法的安定性を軽視している。これは戦争法案だと心配の声が上がるのは当然です」

 同記事は、「賛成派の主張は到底、納得できない。」と結んでいます。

安保法制賛成派が決起も…彼らの主張を小林節氏が一刀両断(日刊ゲンダイ 2015年8月15日)



by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2015-08-15 21:34 | ●本・新聞を読んで | Comments(0)