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2006年 02月 21日
20060221 党県委員会、雪対策先進地視察
 日本共産党新潟県委員会の呼びかけで、雪対策の先進地視察が行われ、議員団3人で参加しました。訪問したのは、長野県栄村、十日町市松之山と松代です。中山間地の高齢化が進む集落をどう守っていくかが共通のテーマで、新潟県委員会として、「冬季集落保安要員制度の改善・発展への政策提言」をするための調査でもあります。この視察で、その方向性が見えたのではないかと思います。
 栄村では、「雪害対策救助員制度」について詳しく話を聞くことができました。雪害対策救助員は、村の非常勤特別職員として15名を、12月15日から翌年3月31日まで雇用し、対象176世帯に必要に応じて派遣するという制度です。その他に救助員とともに活動する補助員も配置されています。それでも今冬の豪雪では対処できない部分が出てきたといいます。救助員自身の高齢化が進んでいることが問題だということでした。
 松之山は県の冬季集落保安要員制度をフルに活用した制度を持っています。平成15年度までは8地区に12名が配置されていましたが、16年度から県が補助を縮減したため、17年度では5地区6名の配置になっているということでした。この配置では豪雪はもとより通常時でも対応できなくなるという心配が話されました。
 松代の「集落安心づくり事業」は、冬期保安要員が配置されていない6集落に、「集落安心づくり組合」を組織し、地域全体で支えあうという制度です。集落に対して市から10万円の補助金が交付され、利用者が利用料を払い、援助者が一定の報酬を受け取るというものです。

 いずれも一長一短があります。長い経験の中で、その地域の特性にあった制度として定着してきたものでしょう。上越市の豪雪区でこれらをどう生かしていくかが課題です。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2006-02-21 22:22 | 日本共産党 | Comments(0)