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2007年 05月 11日
20070511 政治倫理条例の議論
 上越市議会では、昨年来、政治倫理条例の制定にむけて、検討委員会を立ち上げ、議論を続けています。日本共産党議員団からは橋爪法一議員が委員として出ています。11日にその検討委員会が開かれたのですが、橋爪議員が親戚の葬式ということで、私が代理で出席しました。

 今日の議論は主に、「親族会社等の請負契約等の辞退」についてでした。提案された案文は次のとおりです。

 議員が役員をし、若しくは実質的に経営に携わっている企業又は議員の配偶者若しくは2親等以内の親族が経営する企業は、地方自治法第92条の2の規定の趣旨を尊重し、市が行う工事等の請負契約、下請工事、業務委託契約及び一般物品納入契約を辞退し、市民に疑惑の念を生じさせないよう努めなければならない。

 この案文に対し、口火を切ったのは毘風の新井議員でした。「市が行う工事等の請負契約、下請工事、業務委託契約及び一般物品納入契約を辞退し、」を削除すべしというのです。すかさず創風クの宮崎議員がこれに同調しました。市民クの仲田議員は、「この部分は必要だ。法92条の2では不足なので、この条文を設けるのだ。」と主張しました。

 私は、「この部分は必要だ。この案文の前半は『だれが』ということを示し、ここは『何をしてはならないか』を示した部分で、これを削れば条文そのものの意味がなくなる。」と主張しました。
 市政会議の吉田議員は、「この部分をはずすと、単に『法を尊重する』というだけになる。法遵守は当然で、条文を設ける意味がなくなる。」との主張でした。

 再度各会派に持ち帰って検討することになりましたが、これらの議論を通じて感じたのは、次のことでした。
 毘風も創風クもこの条文の「完全な骨抜き」をねらっているなということです。この二つの会派は、この条文に抵触する議員を抱えているからです。そういう心配がないはずの公明党が同調したのはどういうことでしょうか。政新は意見が割れて収拾がつかなかったといっていました。
 マスコミが入らないところでは、言いたい放題だとも思いました。公開が必要です。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-05-11 22:26 | 市政の諸問題 | Comments(0)