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2007年 05月 13日
20070513 越後湯沢の飯士山
 飯士山(いいじさん)は、1112mの山ですが、あまり知られていないのではないでしょうか。越後湯沢の駅の北東3kmほどのところにあります。南山麓が岩原(いわっぱら)スキー場です。岩原ゴンドラが頂上のすぐ近くの峰にまで伸びています。
 そんな山へ、遊歩会の今年2回目の行事が組まれました。13日、69名がバス2台に分乗して行きました。強風が吹き荒れていて先行きが心配でしたが、長岡を過ぎ、小千谷を通過したころには、穏やかな風に変わっていました。
 岩原スキー場は初めてです。湯沢町全体が新幹線駅ができてバブルに乗って、高層マンションが立ち並んだので有名ですが、岩原も例外ではなかったようです。10数階建てのマンションが山を切り開いて建てられていますが、「空き」が多いようです。
 広いゲレンデの入り口に、「飯士山登山口」の看板があります。横にリフトの柱を見ながらの長い長いゲレンデ登りです。起伏がないので面白みがありません。曇り空のため、本来なら見えるはずの山々も隠れています。振り返って見えるのは、広いゲレンデとマンション群だけです。
 スキー場が終わって、山道に入るとホッとします。スキー場も、もともとはいろんな植物が生えていた植生の豊かなところだったのでしょう。登りは急になり、尾根もやせてきます。芽生えたばかりの新緑のブナ、濃いアズキ色のナナカマド、白い花をつけたガマズミなど。林床にイワウチワの葉が見られます。少し標高があがると可憐な花が見られるようになりました。「ユキワリソウもいいけど、イワウチワは春の妖精だと思う」というと、「そうだ」という声が返ってきました。梢では、タムシバの花が白さを競っています。
 南峰からいったん下り、登り返して頂上です。約2時間の登りでした。上空は、寒気が覆っているようで、昼食を済ませて早々に下山することになりました。頂上が狭いので、二組に分かれて記念撮影。
 石打のハッカ石温泉で汗を流して帰りました。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-05-13 22:53 | ●登山 | Comments(0)