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2008年 03月 05日
20080305 城北中学校の卒業式
 小雪が舞う寒い卒業式になってしまいました。しかし式は熱い感動の連続でした。わが母校の卒業式。議員として10回ほど出席してきましたが、それも今回が最後になります。
 中野敏明校長の式辞は、すばらしいものでした。「偽」の話から説き起こし、「経済優先、効率主義ばかりを追い求める世の中で、人として大切な道徳心、責任感が麻痺してしまっているのではないでしょうか」と述べ、卒業生が「全校生の先頭に立って、いじめや差別がなくて誰もが安心して過ごせ、いきいきと学ぶことができる学校づくりに、城北を一つにして様々な活動を展開してくれました」と、高く評価されました。以前には、「荒れる中学校」という時代もありましたが、教職員と保護者、地域が一体となって克服してきた実績に裏打ちされた言葉だと思いました。全校生徒対象の「生活アンケート」では、「学校に行きたいと思う 94%、誰かに嫌なことを言われたり、されたりすることはない 93%」と、驚異的です。校長は、「生徒会の手による『安心して過ごせる学校』づくりに向けての様々な取り組みの成果です」と、子どもたちの奮闘を称えました。
 今回の卒業式には、特別ゲストが招かれました。郡司ななえさんです。私の一年先輩で第2回卒業生です。視力に障害があり、盲導犬と介助者が同行です。「第二の校歌」となるのでしょうか、「城北の地で」の作詞者です。そしてこの曲が全校生徒によって、今日、初演されたのです。すばらしい曲でした。現在の城北中学校生だけでなく、私たちのような古い卒業生の心を振るわせる曲です。
 淡々と始まった「巣立ちのことば」でしたが、やはり最後は感極まってしまうのでしょう。涙声の締めくくりでした。校長の式辞に応えるすばらしい内容でした。
 卒業記念品は、生徒会スローガンのパネルです。「限りなき前進こそ我らの姿」。式場の左手に掲げられていました。卒業生の一人が「20時間もかけて書いたもの」と紹介されました。
 外に出ると、中の感動を凍えさせるような寒風が吹いていました。

 卒業式も第49回になりました。来年は50年の節目の年です。今年の秋、校舎改築記念と合わせた式典が計画されています。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2008-03-05 23:27 | いろいろ | Comments(0)