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2007年 08月 11日
20070811 日本海側縦貫物流の現場を見る
中越沖地震で信越本線が不通--「直江津以西バス運行」(毘風提案)の現実がここにある

 信越本線の青海川駅の西のはずれが、中越沖地震の際に大きく崩れたことは、その日のうちにマスコミでも報道されました。崩落土砂は片付けられたようですが、二次災害の発生が心配される状態で、運休解除には至っていません。この影響で、日本海側を縦貫するJR貨物はどうなっているか。十一日現場を見てきました。

 通常は、貨物車一両にコンテナが5個載り、20両一列車として北海道を出発し、途中積み替えられたりしながら大阪梅田ターミナルまで運ばれます。それが今は、新潟ターミナルでトラックに積み替えられて直江津港の代行運送基地(日本海フェリー跡地)に運ばれ、そこからさらに黒井駅で貨車に積まれます(黒井駅は貨物ターミナル仕様になっていないため、代行基地が必要)。トラック便は、2~3個のコンテナしか積めませんから、一列車ごとに100個のコンテナを数十台のトラックで運んでいます。
 この代替輸送は、JR貨物にとっては大赤字だそうですが、「顧客確保のためにはやむをえない」といいます。

 毘風が提起した「並行在来線廃止、バス運行」にするとどうなるかという、現実の姿をここに見ることができます。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-08-11 17:22 | ●三市連絡会 | Comments(0)