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2007年 09月 27日
20070927 「要望します」の意味
 一般質問や委員会審議で、「○○については、要望させていただきます」とか「これは要望です」という議員が結構多い。質問の答弁に身構えていた行政側に、安堵の雰囲気が走るのがわかる。質問の場で、「要望します」というのは、どういう意味があるのだろうか。発言した人は、「要望したんだから、ちゃんとやってくれよ」と思っているのでしょうか。

 発言を聞いていると、「要望します」の前段で言っていることは、多くの場合、議員自身の提案のようである。私などは、自らの提案については明確に提案であることを示し、それに対する行政の見解を聞くようにしている。そうすれば、提案に対する行政の受け止め方や実現の可能性、行政の姿勢が判るからである。さらに行政としても、前向きな答弁をすれば、その実効責任が生じる。

 「要望します」で、行政に見解を求めなければ、行政にとっては「聞きました」で済むことでもある。検討を約束したわけでもないから、あとで「要望したのに」といってみても何の役にも立たないと思うのである。
 「要望します」ではなく、「見解を求めます」と言っただけで、その質問は質的に変わると思うのだが。そんな思いに駆られる質問が今日もいくつかあった。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2007-09-27 19:19 | 市政の諸問題 | Comments(0)