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2008年 07月 04日
20080704 臨時議会で―議論をかみ合わせない賛成討論
 今日4日は、行政側が言うところの直江津図書館問題等の「期限の日」です。そして臨時議会が開かれ、審議と採決が行なわれる日でもあります。午前の委員会の傍聴はできませんでしたが、午後の本会議と委員会を傍聴しました。施設取得の案件も契約の案件も、採決の結果は、賛成37反対10での可決となりました。

 午後の本会議では、「土地建物取得」の議案について、委員長報告の後、7人の各会派代表が賛成・反対の討論を行ないました。
 トップの中川幹太議員の反対討論は、明快でした。3点にわたって反対理由を述べました。わが党の平良木哲也議員は、反対理由を4つにまとめて討論しました。他の反対討論をした議員を含め、全員が図書館整備の必要性を認めた上で、今回の事案の経過の不透明性や自治基本条例に照らしての説明責任のあり方などを取り上げていました。問題の焦点がここにあるからです。
 これに対して賛成討論は、二つに別れました。
 ひとつは、行政の不手際を指摘しながら、「直江津図書館の整備は必要」と賛成した会派です。ある意味「苦渋の選択」をしたとも受け取れるものでした。
 もうひとつは、創風クラブと公明党ですが、この間問題とされてきた諸問題にたいする見解を述べることなく、直江津図書館・社会教育館を直江津駅前につくることの優位性だけを強調して賛成していました。そこには「苦渋」のかけらも感じられませんでした。市長の提案には「何でも賛成」という姿勢だけが目立った討論でした。

 今回の議案ではいくつかの会派で、賛成・反対に別れたようです。会派内でどちらかに統一して対応した会派と、賛否をそれぞれに表明した会派があったようです。議会のあり方、会派の存在意義、議員の責務などが鋭く問われた議案だったといえます。

by TOSHIHIRO_SUGIMOT | 2008-07-04 22:29 | 市政の諸問題 | Comments(0)